かぐらぎのBlog

月別アーカイブ: 2021年12月

技能検定試験 ②

実技試験は日々しっかりと仕事に取り組んでいれば必要な技術は身についているので
問題ないかと思います。(しかし、来日5年目の試験は一級技能士レベルの
難易度なので、これはやりすぎのような気がしますが・・)
逆に言うと日頃しっかりと仕事に従事させていないと合格は難しいので、
例えば実習生を本来の目的以外で働かせている場合などは、すぐに見破られてしまう
可能性がありますし、正直それを確認するのが機構側の意図だと思います。
日本という国は皆さんが思っているほど外国人に甘くありません。
来日さえすれば最低3年は日本に滞在できるというのは誤りですし、技能実習生として
来日している実習生達は、こういった試験に合格し続けて滞在の権利を
得ているんだという事を知って頂きたいと思います。

技能検定試験 ①

あまり知られていないのですが、(というよりこういった事はなぜか報道しないのですが)
日本で働く実習生は、職種にかかわらず必ず検定試験を受けなければなりません。
そしてその検定試験で合格しなければ、そこでリタイア、帰国となってしまいます。
来日1年目と3年目には実技試験と学科試験、
そして実習期間を延長してプラス2年した場合の来日5年目に実技試験が課せられます。
で、この検定試験なのですが、これがなかなかの難易度なのです。
学科試験は日本人でも100点をとるのが難しいんじゃないかと思うくらい
意地悪(むずかしい)な問題や、今使う??って単語が出てきます。(笑)
建築塗装工事を例に上げさせてもらうと、研磨刷り、広葉樹、粒度、微粒化などなど。
日本人なら意味もわかりますし、最悪漢字をニュアンスで感じ取る事ができるのですが
それは外国人には無理です。
研磨刷り=ペーパーあて なのですが、彼らはペーパーあては理解してるのに
研磨刷りは???となってしまいますので✕となってしまします。
この場合、日本語の文章は理解しているのに、単語が分からず✕になってしまうのです。
そして教える私達も、昨今使わない単語など無数にあるので
教えようにも教えようがないのです。
このあたりに関しては、もう少し時代にあった単語を選定して頂きたいものです。