ブログ|株式会社神楽樹

かぐらぎのBlog

フィリピン人と海

暑い暑いと過ごしていたら
知らないうちにコートが必要な季節になっていました。
最近、春と秋がないような・・・
という事で、このくそ寒い時期に
すっかりタイミングを逸してしまった海のお話を。
日本人のイメージとしてフィリピンと言えば
セブなど綺麗な海を想像される方が多いのではないでしょうか?
私はフィリピン=海! なので当然フィリピン人はみんな
すごく泳ぎが達者だと勝手に思い込んでいました。
・・・が 実際はカナヅチが意外に多く、泳ぎ方も上手とはいえない子が多いです。
私はそのことが不思議で仕方なかったのですが
よくよく聞いてみると、確かに海の近いところで生活してきた子たちは
問題なく泳げるのでしょうが、山岳部や都心部出身の子たちは
日本人のように休日に家族でちょっと遊びに海に行くといったような
ラフな感覚では行けないようで、人生で1~2回行ったことがある程度の子が多いです。
そして彼らに聞いて納得のもう一つの理由。
そもそもフィリピンの学校にプールがありません。
なので水泳を教えてもらえる事がないのです。
プール、給食、遠足・・・
税金を払っているから当たり前だと思っていましたが
やはり日本て恵まれている国なんですよね。

夕日で有名なマニラ湾 夕日ではないですが(笑)

  年に一度は彼らと海へ出かけます

8期生と特定技能生

新しい仲間の紹介です。
実習生のジェイアル、アルビン、ジェム、そして特定技能生のイスマエル。
イスマエルは愛知県の塗装屋さんで5年の実習を終えた後、特定技能生として
当社へやってきました。
経験豊富な彼は良い言葉も悪い言葉も含めて日本語もバッチリ。
そしてなんと彼は日本の運転免許証も取得しています。
右も左もわからない初来日の実習生達にとって
経験豊富な先輩の存在はとても心強いでしょう。

左から ジェイアル、アルビン、ジェム

関西満喫中の頼れる?先輩  イスマエル

 

 

 

 

 

 

実習生制度、特定技能生度をするにあたっての大不満 ⑦ 期待

いろいろな不満をダラダラと書き続けてきましたが(そしてまだまだありますが)
私の願いは、もっとたくさんの方がこの制度を活用できる環境を整えてもらう事です。

スタートのハードル(費用面や書類のデータ化、簡素化)を下げる

制度の参加数が増える=この制度を理解してくれる人が増える

外国人の増加=社会の外国人への理解=外国人向けサービスなどの新規事業チャンス

労働力の増加により社会に競争力が生まれる=経済の活性化、景気回復へ

もっともっとたくさんの人にこの制度を理解してもらい
もっともっとたくさんの人が気軽に活用できる制度になるよう切に期待しております。
そして制度を否定する方に一言。
外国人が増えると日本人の仕事がなくなりますか?
いいえ。世の中人手不足です。仕事はなくなりません。
ないのは貴方の希望条件に100%見合う仕事だけです。

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ⑥ 不公平

家賃の控除の問題点はまだあります。
弊社は現在12名の実習生、特定技能生がいるのに対し、
自己所有物件2つ、賃貸マンションを1つの3物件でまかなっております。
なので、自己所有物件なら5,000円、賃貸マンションなら上限の25,000円を
徴収することは可能なのですが、こんな不公平は許されるのでしょうか?
家に関しては、来日前に企業が用意しなければいけません。
つまり、来日前の実習生の意思では決められないのです。
これでは、自己所有物件の空き状況によっては実習生2名を同時に採用した場合
一人は5,000円、一人は25,000円という状況が生まれかねません。
他にも先輩が25,000円、しかし後輩が5,000円という状況も考えられます。
私はそれこそが不公平だと考えます。
絶対に企業とも実習生同士でもトラブルになります。当たり前ですよね。
なので私はすべての家賃を足して人数で割って申請を試みたこともあるのですが
結果は☓でした。 実習生達が悪い企業に搾取されないため、家賃控除の上限を
設けている事にはなにも文句はありません。むしろ賛成です。
しかし、範囲内におさめているにも関わらず、それが高い安いと言われだすと
自社の社員寮の値段設定までされているようで気分が良くありません。
結局、弊社では皆が平等になるように自社寮でも賃貸マンションでも
一律5,000円の家賃としています。
なんでもかんでも企業が泣けばいいんですか?

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ⑤ 根拠

前回、実習生の家賃控除にも上限があることに触れましたが
この家賃控除もはっきり言ってめちゃくちゃなルールです。
弊社を例に挙げるとフィリピン実習生なのですが、家賃控除上限が
25,000円と定められております。
例えば実習生2名に家賃6万円の部屋を用意した場合
2名×25,000円=50,000円
会社は10,000円の負担をしなければいけません。
では自社の所有物件や社員寮だとどうなるのでしょうか?
私は実習生を受け入れるにあたって、物件を購入したのですが
家賃20,000円で申請すると☓として返ってきます。
自社所有物件の家賃を20,000円とする根拠を提出するようにと言われます。
??根拠?
近隣の家賃相場などと比較しても実習生達の不利益にはなっていないと思うのですが・・
しかも規則の範囲内です。
この家賃申請ですが、上限額は年々下げられます。理由は同居人数が多くなるからだそうです。
しかし、これにもルールがあって一人当たり〇〇畳のスペース確保となっているのですが
これも規定範囲内におさまっております。
規定範囲に乗っ取って、規定範囲内の申請金額で☓がでてしまう規定ってなんなんですか?
下げに下げられ今、弊社の社員寮での家賃控除額は一人5,000円です。
理由は築年数、同居人数を艦みて、それくらいの金額が妥当だという判断。
・・・・というか、命令ですよね? じゃないと許可してくれないんですから。
固定資産税、保険、修繕費、その他もろもろ全て会社負担。
↑ おい、一人5,000円の家賃が適正とする根拠を私に提出してくれ(怒)

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ④ 優遇

そもそもこの制度を利用している企業の本音としては
労働力が確保できない→外国人でもいいから助けてほしい=本当は日本人がいい
なのです。
それなのに外国人に日本人以上の権利を与えなければならないのでは
そこへ日本人が働きに来てくれるとは到底思えないです。
そんなこと言ってるから世間からの批判はなくならないですし
日本の若者は働きに来てくれないんです。
逆に実習生を世間で言われているような奴隷のような扱いをしていい訳でもありません。
日本人と外国人、平等ではダメなんですか??
日本人はすべて実費、外国人は家賃の控除規定の上限まで。
賃金は日本人と同等以上でなくてはならない。
私たち建築業界の職人さんの世界では経験年数よりも
力量で給与に差が出るのが一般的です。
経験年数だけを比べて同等にしなさいって・・・
こんな優遇の仕方、おかしすぎません??
送り先の国の顔色ばかり伺っているように見えてしまいます。
この国はそんなに弱い国なのですか?

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ③ アナウンス不足

この問題は日本政府の国民へのアナウンス不足とマスコミによる
先導まがいの報道の仕方が要因だと考えています。
制度反対派の意見や声だけが大きく報道されがちで
制度の必要性を訴える場面を私ですら見たことがありません。
本当にフェアじゃないです。
反対派の方は日本政府が外国に対していい顔をするために
このような制度をしていると思っているのでしょうか?
私は逆だと考えています。
来てもらわないといけない状態にすでになっていると思っています。
だから“日本人と同等以上の待遇”をしないといけなくなっているのです。
「働きに来てくれても結構ですよ」と
「ぜひ働きに来てください」では、立ち位置がちがいますよね?
今の日本の立ち位置はどっちだと思いますか?

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ② どっち??

とにかく受け入れるまでにやらなければいけない事や提出が必要な書類が多すぎる。
いろいろな組織があり、それぞれに提出を求められる書類があります。
そもそもが、なぜこのような外国人の受け入れ制度が必要なのか。
この国に労働力が足りないからですよね?
労働力が足りないと税収も増えない。要りますよね?税金。
なのにこの間口の狭さはなんなんでしょうか?
特に特定技能制度での受入準備に関しては正直
「この国に外国人を入れないようにするためのハードル」のように感じます。
それくらい、いろいろなハードル(関係する組織、書類を含めて)を設定されています。
外国人を受け入れようとしてるの?
外国人を受け入れないようにしてるの?
ほんまにどっちなんですか??

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ① デジタル化

弊社が外国人実習制度や特定技能制度を使い、外国人雇用を始めておよそ8年。
言われるがまま従って来ておるのですが、もうそろそろ関係各位に
私たちの声が届かないものかと切に願っております。
本当に声を大にして言いたい。
「この提出書類の量はなんじゃ?!!」
「この面倒くささはなんじゃ?!!」
世の中をデジタル化させろと言っている国が膨大な書類を提出させます。
毎回毎回、同じ書類を作成させられます。
おい!デジタル化の意味は!?
データ化しておけば大半はいらんだろ!
他にも
〇〇組合に加入しなければいけない。
家賃の上限が定められている(それ以上の場合は企業負担)
定期的に行われるテストは全て企業側が準備
そしてなにより
日本人と“同等以上”の条件で雇い入れなければならない。
・・・・・・・
こんな事を言っているから、いつまでたっても世間様の理解は
得られないんだろうなと思います。
そりゃ日本人、怒りまっせ。

ジョン ルパート

新しい仲間の紹介です。
彼はまだ20歳の若者です。
フィリピンではトラックの運転手をしていたので運転がとても上手です。
国際ライセンスを取得し、弊社でも早速現場への運転を任せています。
安全運転でお願いします!