かぐらぎのBlog

カテゴリー別アーカイブ: 日記

ジョセフとアンソニー

新しい仲間の紹介です。
ジョセフとアンソニーです。
写真を見てください。そっくりですよね。
実は彼らは双子・・・・・ではなく、全く血縁関係はありません(笑)
現場で後ろ姿だと間違えそうです。

面接時はそこまで似ていなかったと思いますが・・

        双子?(笑)

危機感 ②

国を離れ出稼ぎをする彼らにとって、
少しでも多くのお金を稼ぎたいと思うのは当たり前の話です。
そんな彼らにとって、日本は“稼げる国”ではなくなってきているのです。
現地の送り出し機関に聞くと、日本はまだまだ人気の国だと言いますが
元々の日本好きを除いて、第2希望、第3希望として応募する理由は
「本当はカナダ、ニュージーランドへ行きたいが就労するためのハードルが高い。
_だから韓国に応募したが落選してしまった。
_じゃあ、安全なのでフィリピンで働くよりは日本の方がいいか」
くらいの立ち位置のような気がします。
私たちが選んであげているのではないのです。妥協されているだけです。
一昔前は中国、数年前はベトナム、現在はインドネシアが実習生として
企業が受け入れる人気国なのですが、このまま稼げない国から変わらない様だと
本当に働きに来てくれる外国人(国)はいなくなると思います。
このまま円安のまま10年後を迎えた場合、
実習生として外国へ向かっているのは日本人になるかもしれません。

危機感

今年2月、面接のためにマニラへ行きました。
弊社は繫忙期を目指して年に2回面接を行うのですが
実はここ数年、感じていることがあります。
それは、面接応募人数の低下です。
少なくともコロナ前だと十数名の応募者数が当たり前だったのですが
コロナ後は7~8人がアベレージになっている感じです。
やはり円安の影響は大きく、フィリピンの物価↑、日本円の価値↓が
あまりにも急速に進んでしまったため、私個人の体感としては
フィリピンの物価はコロナ前と比べ、ほぼ倍です。
逆に言うと日本円の価値は1/2だと言う事です。

   現地での実技試験の様子です

銀行口座

弊社は(というか私が)デジタル社会になかなか適応できておらず
実は実習生達のお給料などは、未だに手渡しで行っております。
勿論これには理由があります。
1.彼らは給料日も働いているので、銀行へ行けない。
_彼らは現金を望んでいる。
_〇母国への振り込みもアプリで送金することが多く
_=コンビニでの入金を多用しているのでキャッシュが必要。
_〇給料日に皆で食事に出かけることが多く(彼らの文化的に)キャッシュが必要。
2.私は直接「ご苦労様」の一言を添えてあげたい。
_〇私が直接彼らと接する機会はそう多くなく、顔を合わせて会話をする数少ない機会。
_〇日頃がんばっている彼らに感謝の気持ちを伝えたい。

しかし機構からは、毎回振り込みにしろとの是正命令を受けています。
いやいやいや・・・(笑)
このご時世、外国人にホイホイと口座を開設してくれまへんて。
弊社でも銀行口座を開設している実習生は40%程度です。
理由は簡単。口座開設に結構な労力が必要だからです。
銀行によって必要書類や来日〇〇ヶ月以上の滞在実績が必要などの条件がまちまち。
マイナンバーカードも必要ですが、まずカードを作るのにも時間を要します。
滞在実績なんて言われたら、その時点で最初の数ヶ月は口座が作れず
銀行振込はできないですよね?
振込でなければならないのならば、機構も銀行と連携し
実習生や特定技能生の在留資格者にはただちに口座開設ができるような
仕組みを用意し、アナウンスしてください。
そもそも現金支給がダメな理由もわからないですが・・。
無責任にやれ、やれ、あとはお前たちが何とかしろ。と言わず
やれる道筋を整備してから言ってほしいものです。

お正月から詐欺案件

私は実習生達とのコミュニケーションにFBのメッセンジャーアプリを使用しているのですが
正月の3日、ある特定技能生からメッセージが送られてきました。
内容は甥っ子のフィリピン版PayPayのようなデジタルマネーアカウントに
送金してほしいというものでした。
私はてっきり冗談を言っていると思い、しばらく付き合っていたのですが
どうも違うようなので本人に直接電話をかけました。
私「お前、いつまでふざけてるねん(笑)」
特定技能生「社長、あけましておめでとうございます。どうしましたか?」
キョトンとした返事をするので私は事情を説明しました。すると
特定技能生「それ、私ではありません。私のFacebookのアカウントが乗っ取られています。」
実は私はこのメッセージが送られてきた時点で、これが本当に必要だと思わなかった理由は
タガログ語で相談してきたからです。(だから冗談だと思ったのですが)
常日頃から彼らとやり取りをする際、私たちは英語か日本語しか使いません。
その後、彼のアカウントは無事に取り返す事が出来ました。
そういえば年末の会社への詐欺メールも一気に増えていました。
デジタル社会になり内容もどんどん巧妙化しているので、皆様もお気を付けください。

実際のやり取りの様子です。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
実は毎年恒例ではあるのですが
彼らは年末年始にかけて寮内でパーティーを行います。
明るい国民性もあって、お酒が進むと必ず踊りだします。
今現在の弊社の実習生(特定技能生)はみんな非常に仲が良く
お正月休みにはさまざまな所へ観光に出かけたそうです。
みんな、今年もよろしくね!

__フィリピンにも宴会部長はいるようで(笑)


_____京都はやはり人気のスポット

フィリピン人と海

暑い暑いと過ごしていたら
知らないうちにコートが必要な季節になっていました。
最近、春と秋がないような・・・
という事で、このくそ寒い時期に
すっかりタイミングを逸してしまった海のお話を。
日本人のイメージとしてフィリピンと言えば
セブなど綺麗な海を想像される方が多いのではないでしょうか?
私はフィリピン=海! なので当然フィリピン人はみんな
すごく泳ぎが達者だと勝手に思い込んでいました。
・・・が 実際はカナヅチが意外に多く、泳ぎ方も上手とはいえない子が多いです。
私はそのことが不思議で仕方なかったのですが
よくよく聞いてみると、確かに海の近いところで生活してきた子たちは
問題なく泳げるのでしょうが、山岳部や都心部出身の子たちは
日本人のように休日に家族でちょっと遊びに海に行くといったような
ラフな感覚では行けないようで、人生で1~2回行ったことがある程度の子が多いです。
そして彼らに聞いて納得のもう一つの理由。
そもそもフィリピンの学校にプールがありません。
なので水泳を教えてもらえる事がないのです。
プール、給食、遠足・・・
税金を払っているから当たり前だと思っていましたが
やはり日本て恵まれている国なんですよね。

夕日で有名なマニラ湾 夕日ではないですが(笑)

  年に一度は彼らと海へ出かけます

8期生と特定技能生

新しい仲間の紹介です。
実習生のジェイアル、アルビン、ジェム、そして特定技能生のイスマエル。
イスマエルは愛知県の塗装屋さんで5年の実習を終えた後、特定技能生として
当社へやってきました。
経験豊富な彼は良い言葉も悪い言葉も含めて日本語もバッチリ。
そしてなんと彼は日本の運転免許証も取得しています。
右も左もわからない初来日の実習生達にとって
経験豊富な先輩の存在はとても心強いでしょう。

左から ジェイアル、アルビン、ジェム

関西満喫中の頼れる?先輩  イスマエル

 

 

 

 

 

 

実習生制度、特定技能生度をするにあたっての大不満 ⑦ 期待

いろいろな不満をダラダラと書き続けてきましたが(そしてまだまだありますが)
私の願いは、もっとたくさんの方がこの制度を活用できる環境を整えてもらう事です。

スタートのハードル(費用面や書類のデータ化、簡素化)を下げる

制度の参加数が増える=この制度を理解してくれる人が増える

外国人の増加=社会の外国人への理解=外国人向けサービスなどの新規事業チャンス

労働力の増加により社会に競争力が生まれる=経済の活性化、景気回復へ

もっともっとたくさんの人にこの制度を理解してもらい
もっともっとたくさんの人が気軽に活用できる制度になるよう切に期待しております。
そして制度を否定する方に一言。
外国人が増えると日本人の仕事がなくなりますか?
いいえ。世の中人手不足です。仕事はなくなりません。
ないのは貴方の希望条件に100%見合う仕事だけです。

実習生制度、特定技能制度をするにあたっての大不満 ⑥ 不公平

家賃の控除の問題点はまだあります。
弊社は現在12名の実習生、特定技能生がいるのに対し、
自己所有物件2つ、賃貸マンションを1つの3物件でまかなっております。
なので、自己所有物件なら5,000円、賃貸マンションなら上限の25,000円を
徴収することは可能なのですが、こんな不公平は許されるのでしょうか?
家に関しては、来日前に企業が用意しなければいけません。
つまり、来日前の実習生の意思では決められないのです。
これでは、自己所有物件の空き状況によっては実習生2名を同時に採用した場合
一人は5,000円、一人は25,000円という状況が生まれかねません。
他にも先輩が25,000円、しかし後輩が5,000円という状況も考えられます。
私はそれこそが不公平だと考えます。
絶対に企業とも実習生同士でもトラブルになります。当たり前ですよね。
なので私はすべての家賃を足して人数で割って申請を試みたこともあるのですが
結果は☓でした。 実習生達が悪い企業に搾取されないため、家賃控除の上限を
設けている事にはなにも文句はありません。むしろ賛成です。
しかし、範囲内におさめているにも関わらず、それが高い安いと言われだすと
自社の社員寮の値段設定までされているようで気分が良くありません。
結局、弊社では皆が平等になるように自社寮でも賃貸マンションでも
一律5,000円の家賃としています。
なんでもかんでも企業が泣けばいいんですか?