かぐらぎのBlog

彼らの日本像

私はフィリピンに行った時、近代化は進んでおり、全然時代遅れの環境ではなく都心部は
日本とも遜色ないと感じました。正直失礼ながらもっと見下したイメージでした。
(もちろん清潔さ、マナー、田舎等には大きな差が感じられますが)
そして逆にフィリピンの彼らの日本へのイメージもそのようで、治安の良さや
テクノロジーが凄く、フィリピンとは比べ物にならないような感覚だったそうです。
「日本は全て機械が仕事をするから、仕事は楽だ。」と思っていたそうで、
ハリウッド映画に出てくるような近未来都市をイメージしていたようです。
現状実習生の受け入れは、建設業、農業などの肉体労働分野が多く、楽だと思っていた労働も
厳しい規則や就労時間等フィリピン以上に厳しく、しんどくてビックリしたそうです。
(フィリピンでは同僚とおしゃべりや、携帯電話を触りながらの接客も当たり前です。)
実習生制度を活用する分野=人出不足の分野=日本人から不人気の職種・・の構図の中
外国人の実習生たちがする作業は、彼らが想像していたようなテクノロジーを駆使した
作業ではないのが現状だと思います。
しかし、治安に関しては期待通りだったらしく、夜ぶらぶらと一人で買い物に出かけれる事は
すごい事だそうです。 このコロナ禍で痛感した事ですが、政府の給付金申請の管理時の
ゴタゴタなど、世界の先進国日本はもはや昔の事で、IT分野等に関してはもはや先頭を
走っている訳でもなく、むしろ他国を見習わないといけない状態だと思います。
このままでいいのか? 日本。