かぐらぎのBlog

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で、実際どうなの?外国人実習生②

最初は2名のフィリピン実習生を採用しました。
当社への配属は10月でした。
改修工事最盛期ということもあり、とにかく人手不足でてんてこまいの状態でした。
そこに、言葉もロクに話せないフィリピン人の面倒をみないといけない職長は
もちろん抵抗があったと思います。
「さすがに今は面倒みられへんで」「まぁ、とにかく材料運びでもしてもらうわ」
兎にも角にも実習生の日本での仕事が始まりました。
一週間が経ちました・・・

私 「どう?実習生。」
職長「いや、社長。あいつら、めちゃめちゃいいわ!これからも実習生は
_____採用し続けなあかんで!」
職人「ほんまにいいですよ。もういろいろ作業も教えてやっていってます。」
私 「えっ、ほんまに?もう作業させてんの?」

正直、外国人実習生の採用を踏み切った私自身でさえ
そこまでの期待をしていなかったのが本音です。
この時の職方達の反応は本当に意外で、新しい若手を手に入れたように
嬉しそうに報告してくれる表情をいまだに覚えています。

で、実際どうなの?外国人実習生①

ハッキリ言います。
彼らはめちゃくちゃがんばって働いてくれています。
今、建設業界で深刻な若者不足。
本当にみなさん口をそろえておっしゃるのが「若者が来ない、続かない・・」
確かに。応募をしても集まらないし、採用してもすぐ辞めてしまいます。
何故だろう❓ でも、本当は理由をみんなが知っています。
一言、魅力がないからです。
賃金(これなら他に楽な仕事がある)、職場環境(夏は暑いし、冬は寒い外での仕事)、
衛生面(汚れる)、人間関係(俗に言う職人気質の先輩)etc‥。ごもっとも。
逆に考えると、そこまでしなくても他に仕事があり、充分生活する事が出来るほど
日本が豊かになったのだと思います。
当社がフィリピン実習生の採用に踏み切ったのも、最初はそこが理由でした。
「3年間の実習期間中は辞めない若手」くらいの感覚でした。
「どうせ3年じゃ技術の習得なんか無理、どんなに教えても3年で帰るんやから
材料運んだり、先輩のサポートをしてくれればいい。」
とにかく人手不足の穴埋め程度にしか考えていませんでした。
実際どこか上から目線の感覚でした。 彼らと直接、接するまでは・・・

外国人実習生について

当社では、約5年ほど前からフィリピンからの実習生を採用しております。
2020年度には合計10名になる予定で、
これからも積極的に推進していきたいと思っております。
そんな中、一部報道で外国人実習制度に対する批評や事件、犯罪、
中には現実とは違う間違った報道も目にします。
確かにネガティブな面、ポジティブな面、両方が混在いたします。
ここではそんな外国人実習生のリアルを包み隠さず紹介し、
一人でも多くの方にご理解、応援頂けたらと思います。

不定期更新ではございますが、何卒宜しくお願い致します。

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今後ともどうぞよろしくお願いいたします。